どの新聞をみても、たいてい将棋蘭や囲碁蘭があります。
新聞という役割上、かならずしも載せる必然性はない、と思っていることと
あるレベル以上の限られたわずかな人しか楽しめない内容と思っていることで、
将棋蘭や
囲碁蘭のない新聞が多くあってもおかしくない様に思っています。
なにか、理由でもあるのでしょうか?
まあ囲碁の棋戦のスポンサーはほとんどが新聞社ですからね。
棋士はタイトル(名人とか本因坊とか)を取ると、その棋戦を主催している新聞社から賞金を数百万~数千万もらうわけです。
そこまでするって事は、新聞社にもそれ以上に何らかの利益が出ているんでしょうね。
具体的には分かりませんが。
戦後、再創世記を迎えた新聞各社において社会・生活面の情報の他に娯楽面で何を扱うかは重要な問題でした。そこでピックアップされたのが、野球・囲碁・将棋。野球については述べるまでもありませんが、囲碁・将棋も娯楽面の中心として各社が棋戦を創設・バックアップして娯楽面の看板としたのが現在のなごりです。すなわち創刊以来の付き合いの団体と言えるのです。かなり根っこの部分でしっかりくっついているのだと思います。
もともと、囲碁や将棋はメジャーな娯楽で、その頃のファンが高齢層、つまり今の新聞の熱心な読者になっていることが、囲碁将棋欄を外せない大きな理由だと思います。
しかし、質問者の言うとおりファンであってもほとんど見ないようですが、新聞を熱心に読む年齢層は固定観念が強くて、囲碁も将棋もしなくても、なんだこの新聞、囲碁も将棋も載っていないじゃないか、と思われるのが怖くて載せないわけにいかないのではないでしょうか。
より多くのスペースを割いている株式欄の株価情報や文化欄の文化論なども似たようなものでほとんど誰も読みません。新聞は無駄の塊ですね。
新聞を隅から隅まで読むのでしたら、お気づきでしょうが、興味のない「記事」や「広告」がたくさん新聞に載っています。
私は「囲碁」を趣味にしていますので、「将棋」には興味ありません。
でも、新聞に「将棋欄」があっても気になりません。ですから、あなたがそのように質問されることが不思議です。
そんなに「囲碁や将棋」の欄が気になるのでしたら、それがない新聞を購読すれば済むことです。
スポーツ・文化・芸術の推進・振興事業も新聞社の事業の一つと思ってください。
春・夏の高校野球も新聞社主催ですし(これも興味のない人には全く無意味なもの)、著名人の講演会も新聞社主催ということもありますし、クラシックコンサートや絵画や書の展覧会も新聞社主催のものもあります。
囲碁や将棋もその一環だと。
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