先日の将棋名人戦で封じ手開封の後、対局開始までに数分の間があったようですが、ちょっと妙ではないですか?
開封後即開始にしないと、実質相手の考慮時間となりませんか?
二日目の段取りとして、
①駒組み
②前日の並べ直し
③封じ手開封
④封じ手着手
⑤対局開始(時計スタート)
と、思いますが、③(④)と⑤にタイムラグがあったら
その間の時間は相手の考慮時間と同じように感じます。
数分なので結果に影響を与えるほどではないでしょうが、
なにか釈然としません。
立会人は加藤一二三九段でした。
囲碁は①がないので②~⑤まで一気に進みます。
また、②からTVでやるので対局前の緊張感も見ることが出来ます。
先日見た将棋名人戦(第三局)は⑤からで、しかも森内挑戦者が長考でまったく手が進みませんでした。
絵的にはとまったままでした。ちょっと肩透かし。
言わんとすることはわかりますが、「その数分」が大きな差になるのなら
「昼食休憩時間はどうなるんだ?」
という話になってしまいます。
(タイトル戦は60分、それ以外は50分)。
ですが、実際のところはこの50~60分という時間に対して
文句を言ったプロ棋士がほとんどいないので、
封じ手直後のラグ(8~9時間の中の数分)を気にする棋士なんて
いないんじゃないでしょうか。
仮に封じ手開封で発生するタイムラグが5分だとしても、
「○分50秒での着手」を6回指せば(秒単位は切り捨てるので)
50秒×6=5分を取り返す(?)ことは可能ですし。
私も質問者様の考えるとおり,公平性を損ねる可能性があると思います。
今のところ許容範囲の中で行われているのということで厳密な時間の規定は設定されていないのでしょうが,問題が発生する前に規定を作っておいた方がいいのではと考えています。
もっと心配なのが封じ手記入の時間で,つまり別室に移動してから思い直して延々と考え続けたらどうするんだということです。
以前,石田九段も解説でこのことを指摘していた記憶があります。
棋士の皆さんのモラルが高いので問題が発生することはないということかもしれませんが,明確に線を引いておいた方がいいように思います。
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