囲碁のプロ棋士についてお教えください。
友人(26・女性)が囲碁を勉強し始めるそうなのですが、冗談なのかも知れませんが、
プロ棋士合格をモチベーションに頑張りたいそうなのです。私も調べたのですが、この年齢からプロを目指す場合、関西棋院の研修棋士制度くらいしか受験可能なものを見つけれませんでした。もし、この年から研修棋士受験を目指すとすれば、どの様な順番で進んでいけば良いのでしょうか…?また、他には方法は無いですよね?
勿論、大変な世界なのは承知しているのですが、私もそんなことが可能なのか興味があるので、是非お教えください。因みに友人は全くの素人です。
まず、アマチュア全国大会に参加して下さい。
30歳までにアマチュア全国大会(アマ名人、アマ本因坊、アマ(なんだっけ?)の3つ)、またはアマチュア世界大会で優勝すれば関西棋院の研修制度に参加できたんじゃなかったかと思います。
また、アマ棋戦で活躍し、プロアマオープン棋戦である阿含・桐山杯に参加して優秀な成績を収めれば、特例としてプロになる試験をしてくれるかもしれません。囲碁では前例がなかったと思いますが、将棋ではプロアマ棋戦でプロ相手に高勝率を残したアマが、プロ棋士と6番勝負を行い、見事勝ち越してプロになった例があります。
それ以外だと、中韓主催の国際棋戦のなかにアマチュア参加可能なものがあります。そこで予選を突破し、本戦上位に勝ち上がることができれば、ほぼ間違いなくプロとして編入を検討してくれると思いますよ。それには日本の名人以上の実力が必要かと思われますが。
まあ、正に「万に一つも無い」可能性でしょう。
具体的な手段は既にお答えいただいている方がいらっしゃいますから、私からは現実的な難しさについてお答えします。
私は一時期棋士を目指していた者ですが、頭の柔らかい小学生期からやっていても、アマチュアレベルでの段位者になるまでがまず一苦労です。20代中ごろから碁を始めた人間で、30代になる前にこのラインを超えられる人間は極少数ですよ。
そしてちまたの碁会所なんかのレベルで言えば、プロ入段は最低15段くらいの技量が必要。おまけに、段位者になってからは基本的に上達のスピードが大幅に下落します。
さらに、囲碁は比較的女性には不向きなゲームです。ボードゲームの中では飛びぬけて感覚的要素が多い競技とは言え、やはり論理的な思考に長けた男性の方が得意とします。
男性棋士のほうが女性棋士よりも強いのは人口比的に当然なのですが、実際に様々な人間と打ってみると、女性の碁は大変直線的な傾向にあることがわかります。男性ほどセコさ、狡猾さ、冷静さが無いので、気の強さに任せて安易なほどまっすぐせってくる武闘派が多い。当然棋風の一つではあるのですが、大局的視野を欠いてまるで碁に出来ず苦労する女性は多いですよ。
大体、碁を始める前から棋士を意識するなど早計です。実際にやってみればどれほど難しいか、そして具体的な構造が見えてくればルールを知らなかった頃の先入観とどれほどかけ離れているかがわかるでしょう。
そうすれば、彼女は自然と冷めてくれるかも。それならあなたも苦労しないですみますね。皮肉で言ってるんじゃなくて、それでわからなければいよいよ手のつけようがない……まあ、こんな批判っぽくなる必要も無いですかね。
けど、なんだか私には失礼ながら、その彼女がいささか世間知らずのような気がしてならないんです。果たしてなにかを命がけでやったことがあるのでしょうか? そのような経験があれば、囲碁に命を賭けている棋士の方々がどれほど恐ろしい存在か想像くらいできるものと思うのです。
全身全霊を注ぐと神経系への負担が大変な競技なので、早死にする大棋士が歴史上かなりいるんですよ。タイトル戦の挑戦手合いなどでは、一日で体重が3キロ落ちることすらあると言います。
対局中に神経痛でのたうち回り始めた人もいます。その時対局相手は、集中のあまりそれに気づかなかった……そんな怪物たちの世界です。もちろんこれは頂点の人達ですが、頂点以外の棋士は生活にも四苦八苦です。これも覚えておくべきでしょう。
可能性はほとんどないとかいうレベルではなく全くありません。
強い人がそう思うならまだしも、ど素人がプロって・・・、遊びの専門家の世界をわかっていないんだと思いますよ。
棋士は、多くのファンの上に立つ遊びのプロなんで、並の人が手も足もでないような天才肌の人でないとなれません。
看護婦や美容師など何十万人もいるプロになるのとわけが違います。
世の中にはいい年していても、夢は必ずかなう、みたいな言葉を真に受けて、思いつきだけで突っ走って無駄に時間を浪費する人が少なからずいますが、その方もそうなんじゃないですか。
本気で目指すかもしれませんので、現実を教えてやりなさいよ。
プロになるにはプロレベルの人に揉まれる環境が一番大事です。
基本、15歳を過ぎたような人にはプロになる道などないものと考えなくてはいけません
が世界のアマトップの集う大会で3連覇するくらいの実績があれば
30過ぎても特例でプロということも。
今度生まれ変わったときにプロになれればいいですね、といってあげて下さい。
はははは、元気が良くて良いですね。
http://u-gen.nihonkiin.or.jp/
こちらのサイトで対局して30歳までに9段に成れば可能かもしれません、頑張る様に言ってください。
囲碁の女子プロは毎年1~2名が採用されて居ます。この門が狭いと感じるか広いと感じるかですね。競争倍率は300倍以上です。
26歳で全くの素人からプロ棋士というのは、プロ編入制度を調べる以前に、プロになれる可能性は殆どないでしょう。プロセスの真ん中(上達する過程など)が全く抜けていて、飛躍しすぎには余りあります。
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