「ヒカルの碁」を見ていて初めて知ったのですが、将棋の場合プロになるのは四段からなのに対して囲碁の場合は初段ですね。これは単純に考えて将棋より囲碁の方がプロになりやすいということでしょうか。
ルールもまるで違う将棋と囲碁を比べるのは難しいかもしれませんが、どなたか教えていただけませんか。
将棋は毎年2~4名採用プロ棋士として採用されます、囲碁は10名位です
ですので将棋の方が確かに難しい。
将棋は教えて貰っても強くならないが囲碁は教えて貰えば強くなります。将棋はテーチングプロの存在はほぼ無いが囲碁には有ります。ゲームとしての性質がプロの数を表しています。
囲碁の井山名人は20歳です、20歳で名人は史上初です、凄いですね
競技人口で見ると少年期は将棋のほうが囲碁よりメジャーです。
その割には1年ごとにプロになれる人数が将棋のほうが少ない
よって一般的に言えば将棋のほうが門が狭いことになります。
難易度は4段からとか初段からというより
プロ棋士採用数と入門希望の数による比例割合で決まります。
覚えやすさとか言った意見もあるけれど
覚えやすいゲームなら他の人も同じと考えるべきで
結局は条件はみな同じってことになるのでは?
ゲームの違いによる難易度の差が考慮の対象になり得るのか
いささか疑問のあるところです
かなり大きく「誤解」なさっています。
囲碁の場合は、
アマチュアの段級位と、
プロの段位は
全くの 「別設定」 となっています。
囲碁のアマ階級は、
下は15級(完全初心者)から、
上は7~9段(県代表レベル)まであります。
囲碁のプロ棋士は、
この県代表レベルを 「はるかに超えた強さ」 に到達した者で、
「プロ試験」に合格した人だけ・・・がなれます。
ですから、
囲碁のプロというのは、
おおむね 「アマ10段以上」 と考えてください。
但し、
そこには弱冠のグラデーションがあって、
プロ・アマの強さが
明確に線引きできるわけではありません。
例えば 「関西棋院」 の坂井秀至プロ(7段・医師)は、
国内・国際アマ棋戦で
何度も優勝するほどのツワモノでした。
彼はその成績を考慮され、
プロになったときは特例により
1~4段を飛び越えて
「飛びつき5段」 から
いきなりプロ棋士人生をスタートしました。
この坂井先生のような
アマ本因坊とかアマ名人などの最強者を、
「トップアマ」と呼びます。
この人たちは
「月刊囲碁」と言う雑誌の企画などで
トッププロ相手に
たった2~3子の置き碁でいい勝負をします。
ヒカルの碁のの最初の方で、
塔矢行洋が
「アキラは私と2子で打っている。その意味が分かるか?」
とヒカルに聞いていますよね。
アキラは小学6年生にして
トップアマ(≒アマ10段以上=プロ初段以上)に到達していたということです!
将棋の場合、4段以上をプロにすると対局しているだけで最低限食べていけるそうです。
囲碁の場合は初段からプロにしていますが、指導対局や普及活動のイベントに参加しないと食べていけないそうです。
どちらも初段(将棋は奨励会の段位)はアマ7段位の実力があるので、プロの段位は同じ位の実力です。
どっちがプロになりやすいかというと囲碁です。ただし、食べていけるかという基準で将棋はプロにしているので、どちらも大変であることは間違いないです。
それは、もし、それぞれが初段になる過程と条件、二段になる過程と条件、三段四段になる過程と条件が、囲碁将棋とも同じだというのなら、碁のほうが初段からプロ扱いで、なりやすいとはいえるのかもしれませんが、そういうわけではないと思います。
碁は初段になってプロになることを目指し、プロの段位が9段階ある。
将棋は四段になってプロになることを目指し、プロの段位が6段階ある。
というだけ、段は目安であって、将棋のほうが碁よりも3段階強くならないとプロになれない、という意味にはならないと思います。
プロへのなりやすさは、といったら、どっちもたいへん。
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