2012年5月8日火曜日

囲碁や将棋をする時活性化する脳の部位は、どのようなことをしているときに働く部...

囲碁や将棋をする時活性化する脳の部位は、どのようなことをしているときに働く部分ですか?

囲碁と将棋では活性化する部位が違うと聞いたこともありますが、どこが働くのでしょうか







難しい質問や・・・



基本的にね。。。脳ってそんな単純な仕組みではないので、お答えできない質問になります。が・・・・



まあ単純に考えてみて、感覚器>感覚処理領域>大脳皮質>運動処理領域、という流れ自体は、良いかもしれませんが、人間の脳は、大脳皮質で処理したことが、感覚処理領域に逆流することもあるので、非常に複雑です。



まあ、将棋に関して言えば、人工知能の見地からいろいろ実験はされています。



たとえば、将棋の初級者・中級・上級・プロ・名人と分ける場合、「読んでいる量」で言えば、一番多いのは、上級者で、初級者より名人のほうが「読んでいない」という実験結果があります。これに対して羽生名人が、こんなことを言っています。「読まないのは、読む必要がないから。80手動かせる可能性があっても、実際に検討に値するのは2手くらい」と言っています。



また初級者の眼球の動きは、物凄く複雑ですが、名人の眼球は、ほとんど動きません。これは、おそらくですが「記憶」が関係しています。別に将棋のプロでなくても、とても慣れているものだったら、直観的にわかりますよね。でも初心者だったら、それがわからない。上級者ほど知識や理解に偏っている。でもプロ以上になると、朝から晩まで将棋うって何十年なわけですからw 当然、局面自体を覚えているということでしょう。



たとえば、記憶について言えば、名人でも、小学生が指した記譜は、覚えられないようですが、プロの指し手は素早く覚えられるようです。これは、「定石」と言ってもいいし「可能性としてありえる局面」が限られているからでしょう。ですから、将棋のプロが、極めて記憶力が高いという推論は間違っているかと思います。膨大な経験と、パターン化、考える価値があるものとないものの区分け、それが彼らの修行の過程のようで、長考しているからといって、たくさん読んでいるわけでもないようです。



脳科学的な解釈は・・・・極めて複雑だし・・・・まだ解明されていないことばかりなので・・・・でも、上記の例から、そもそも力量によっても使っている脳が違うことがわかるでしょう。



脳に関する限り、ステレオタイプな考え方は、100%間違っています。右脳と左脳なんて言うけれど、右利きと左利きでは違うことが多いので、単純に右脳派とか言っているのは、ナンセンスかと。脳が活性化するのも、そのときに使っている神経は、どんどん変わりますので、何ともいえませんね。



残念ながら、私は囲碁をやらないので、感覚的にはまったくわかりませんが、囲碁のほうがはるかに可能性が高いという意味で言えば、囲碁のほうが、ずっと創造的になるのかもしれませんね。



私の友人に、アマチュアとしては日本でもなかなかの腕っていう人がいますが、仕事がさっぱりできないのが笑えるんです。つまり頭のなかで考えている部分は、非日常的な部分、おそらく数学の問題を解いているような部分だろうとは推論しますが、将棋のほうが、ずっと数学的かもしれませんね。

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