囲碁を打つとき人からへたはへたなりに「キレイな碁をうつねぇ」とよくいわれます。
上達の見込みあると解釈してよろしいですか?
碁における形容詞は二面性を持っています。「力が強い」というと「筋悪の力戦家」という意味にもなります。だから本因坊や名人に対して「力が強い」と言うひとは居ません。「筋が良い」というと「格好はいいが勝負強さに欠ける」という意味だったりします。「実戦的な手」というと「形が悪いから気がつかない」とも「意外な好着」ともとれます。だからあなたがほめられたのか揶揄されたのかはなんとも言えません。
では掛け値なしのほめ言葉は何か?と問われれば、それは「明るい」です。碁は形勢判断ゲームですから、こう言われたら、あなたは大勢をしっかり見極めて、無用の紛争を避けて堅実に優位を保っているという意味で、ほぼまちがいなくほめられています。
上達の見込みの有る人には手が見えると言いますね。
上達の見込みの有無については関係が無いものと考えて良いでしょう。
囲碁は覚えると またワカらなくなる。 覚えるとワカらなくなる。 実はワカっているようでワカっていない。 その繰り返しです。 私は関西棋院から初段の認定をもらったけど、 全然ワカってないよ。 そのなかで 盤面を見て一生懸命 手を読んで考えて 自分なりの手を着手して打ち進めていく。 このことは私に限らず アマチュアの全員が同じだし プロの世界だって ワカっているようでワカっていないことが多い。 それが囲碁というものなのです。
そういうゲームだから 褒め方が難しいのですわ。 しかし、楽しんで上達してもらいたいですよね。 だから、そんな言葉を選ぶ。
そんじゃ、その愛好家から教えを受けて理解できるかというと 簡単に理解できない場合が多い。 その教えている当の愛好家は 下手の一定のレベルに合わせては教えられるが 別の変化になったら自信が無くなる事が多い。 それは その後の石の形の変化が難しいからなのです。
その愛好家が どのような評価をしているのか 実際のところはワカりませんが、 どのように褒めたら良いのかを考えると 言葉の数は限定されてしまうでしょうね。 よって、相手が楽しんで碁を打ってくれることを期待するなら そのような言葉になるだろうし、 上達するか否かは本人次第ということだろうと考えます。
いやはや、 碁は本当にワカらないよ~~~w
綺麗な碁を打つとは、弱くて勝てない人や勝ちに執着していない指し手に対して言う言葉、つまり、下手ということで、それ以外に言葉が無いから使われているだけです。
上達の見込みがある人に対しては、石が生きているねと表現されます。
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