2012年5月7日月曜日

将棋で 元名人の米長邦夫がコンピュータに負けましたが 囲碁では名人がコンピュー...

将棋で 元名人の米長邦夫がコンピュータに負けましたが 囲碁では名人がコンピュータなんかに負けるなんてありえないですよね







多分来ると思います。

1990年にチェスの世界王者が確か2勝3敗1引き分け(ぐらいでしたっけ!?)で負けましたが、将棋はコンピュータソフトが人に勝てるほどになるのはまだまだ時間がかかるだろうと言われていました。

が、ご存知の通り、プロのトップレベルではないにしろ、将棋のコンピュータソフトは今年元名人の米長氏を破りました。

囲碁のコンピュータソフトは将棋のコンピュータソフトほど開発は盛んではありませんが、現在の囲碁の最強ソフトはアマチュアの4段レベルと言われています。プロの棋譜で手の善し悪しをインプットさせ、プログラムのアルゴリズムがより研究され、さらにコンピュータソフトが自主学習するというようなことがされれば(コンピュータ同士をひっきりなしに対局させ、石のパターンによる勝率を測定するといった自主学習法など)、10年後には囲碁もコンピュータがプロに匹敵するほどになっているかもしれません。囲碁は18×18=324と盤面が広いため、場合の数が大きすぎて、しかし布石もありパターン化も難しいため中々コンピュータの作成に苦労しているのでしょう。ただ、全体と局所を結びつけられるようなプログラムが作られたとたん、コンピュータは指数関数的に進化するように思えます。



ちなみに、補足ですが、元名人の米長氏は約10年前に現役を引退しており、引退時でさえ実力は相当落ち込んでいました。10年後はなおさら実力は落ち込んでおり、将棋のプロ育成機関には奨励会というものがあるのですが、そこを卒業出来るかどうかというレベルまで落ち込んでいるそうです。

また、元名人の米長氏はコンピュータの公式対局前にコンピュータと練習対局をやっているのですが、公式対局前は4連勝しており、また勝率は5割をいっていたということなので、将棋のコンピュータは確かに進化しましたが、まだプロの入り口程度と言えるでしょう。プロのトップレベルにはまだまだ及ばない感じです。








チェスではコンピューターの方が強いですが、

将棋とチェスの何が違うかというと、

持ち駒がある分、組み合わせが膨大なのです

10の220乗通りを計算可能なら大丈夫です

つまり、チェスのプログラムを作るのに仮に10年かかったとします

仮に将棋がチェスの300倍くらいの組み合わせだったとします

そしたら3000年後くらいには終わります

囲碁だって、すべてのパターン試せば理論上勝てるんでしょうし、

いつかは囲碁の現役名人もコンピューターに負けると思います

それが10年後なのか1000年後なのかはわかりませんが・・・







ちょうど15年ほど前にチェスの最強コンピュータがカスパロフ氏に勝った時に、将棋界では「将棋はチェスよりはるかに複雑だから、コンピュータが名人に勝つのは無理」と同じような事が言われていました。







今はともかく,将来的にはあり得ます。



将棋も囲碁もゲームとしては最もコンピュータにおける研究の

対象にしやすい分野のゲームなので,

(ゲーム理論における「二人零和有限確定完全情報ゲーム」と呼ばれる)

手の善悪の判定・探索を容易にできるような手法が編み出されれば

後は時間の問題です。



麻雀みたいに相手の牌が分からない,どの牌がどこに積まれているかも

分からない,というわけではなく1手目からすべての手が明らかにされていたり,

石を打てる場所が有限であったりしている(将棋でも駒を打つ場所は有限)ので

極端な言い方をすればコンピュータとしては探索の手間が違う

(囲碁の方が石を場所が多いなどの理由で探索する量が多い)だけ,

ですからね。



実際問題,チェス→将棋の順で「探索量が少ない」ゲームからどんどん

やられているだけというところです。







今は追いついてないようですが、いつか近づいてくるでしょうね。

進歩の速度がものすごいですから

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