2012年5月7日月曜日

将棋の段位

将棋の段位

将棋(囲碁もそうかも知れない)では、棋士を呼ぶ場合”○○3段”などと呼びますが、この段位と言う物はどういった基準で決めているのでしょうか。

昇進試験みたいな物があるのでしょうか。

ご存知の方、ご回答お願いします。







まず将棋のプロは四段から。

三段以下は「奨励会員」となり、厳密な意味でプロではありません=対局にギャラが発生しない。



・奨励会員の三段が年二回の三段リーグを行い、上位二名、毎年計四名が四段に昇進、晴れてプロになります。

四段に昇進すると、C級2組(以下、アルファベット+数字)というリーグ戦を戦います。

C2組の上位数名がC1組に昇進。この段階で五段となります(つまり、四段はC1組で対局できません)。



・そのうえにB2=六段、B1=七段、A=八段というリーグがあり、Aの優勝者が名人挑戦権=名人戦を戦う権利を獲得できます。そしてこれに勝利すれば、晴れて名人です(つまり、新四段が名人になるには最短でも五年かかる)。

しかし、たとえばAから陥落してB1に落ちても、段位が剥奪されることはありません。



・他にも昇段のルールがあります。

四段になってから五〇勝、五段は一〇〇勝、六段は一五〇勝、七段は二〇〇勝、八段は二五〇勝すれば、ひとつ上の段になれます。



・もうひとつ、将棋にある六大著名タイトルまたは名人挑戦権を獲得した場合、昇段します(たしか八段は三回で九段に)。



・例外として、引退してレッスンプロになるとき、一段昇段します(しかし以降増えない)。








日本棋院での囲碁の段位(2003年から導入されました)

http://www.nihonkiin.or.jp/player/new-shoudan20040316.pdf



最近の注目株は井山裕太8段です、名人戦挑戦者と現在戦って居ます。



6段から7段への賞金ランキングで昇段は毎年1名なので6段から7段への昇段が難しい。



関西棋院は別に有ります。







将棋の場合、『棋士(日本将棋連盟正会員)』と呼ばれるのは四段以上です。三段までは修業の身(奨励会員、準会員扱い)であり、正式なプロ棋士ではありません。

奨励会の場合は関東、関西でそれぞれ月2回の例会にて奨励会員同士で対局(級位者は3局づつ、段位者は2局づつ)を行い、昇級規定(大まかですが、勝率7割5分以上が目安です。実際には○勝○敗以上、等と具体的な勝敗数が決められています)に則り三段を目指します。三段になると、年2回開催される三段リーグ(全三段が参加するリーグ戦で全19局を戦います)にて上位2名、もしくは次点(3位)を2回取る事で四段に昇段し 晴れてプロ棋士となります。

四段以上になってからも昇段規定はあります。ここでは詳しい話は割愛させて頂きますが、基本的には順位戦(名人挑戦者決定を含む、棋士のランキング戦)の所属クラス、竜王戦の成績(2期連続昇級など)、通算勝ち星等で、昇段していきます。

詳しくは、日本将棋連盟HPの『昇段規定』のページをご参照願います。(左側にあるメニューからアクセスできます)

http://www.shogi.or.jp/



また、上記以外にも『指導棋士(準会員)』と呼ばれる元奨励会員の(四段に到達されなかった)方々もいらっしゃいます。いわゆる『レッスンプロ』であり 彼らにも昇段規定はある様ですが、こちらの詳細は公開されておりません。

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