名人戦(囲碁)の消費時間ですが、昼の休憩時間はどちらの消費時間になるのか教えてください。
どちらにも入らないのなら、不公平になると思いますが。
もし、昼の直前に考慮していた対局者は、引き続き休憩時間中も考えることが出来ます。
彼らプロは、全部頭に入っているので、そのほうが得ですよね。
食事のための休憩時間は、どちらの消費時間にもなりません。
これが答になります。
「もし、昼の直前に考慮していた対局者は、引き続き休憩時間中も考えることが出来ます。彼らプロは、全部頭に入っているので、そのほうが得ですよね」
これについては
『食事の間くらいは頭を休めた方が良い』
という考え方があり、「不公平」という意見は特に出ていないようです。
2日制の手合いでは囲碁でも将棋でも封じ手を行いますが、これは
「封じ手がないと、手番を持っている側がいくらでも考えることが可能」
「封じ手がないと、手番を持っている側が第三者の意見を聞くことが可能」
という側面の他に
「封じ手がないと、手番を持っている側が考えに考える挙げ句に一睡もできない『危険』がある」
と言ったこともあり、設けられているものです。
確か、最初に封じ手が行われたのは本因坊秀哉名人の引退碁の時だったと思いますが、この時の対戦相手であった木谷實七段(当時)は、
「対局中に、思考に没頭した挙げ句に気を失って倒れる」
「木谷先生と対局していると、長考に沈む先生の顔から血が引いていくのが分って怖い、と良く言われた」
くらいに、囲碁に限りなく没頭する人でした。
封じ手制度がなかったら
「木谷九段の手番で打ち継ぎになった。翌朝、木谷九段が脳溢血を起こして布団の中で冷たくなっているのが発見された」
と言ったことが起きたかもしれません。
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