2012年5月6日日曜日

将棋・囲碁のプロ棋士の指し盛り、打ち盛りの年齢は何歳位でしょうか。

将棋・囲碁のプロ棋士の指し盛り、打ち盛りの年齢は何歳位でしょうか。







単純に言い切れることではありませんが、



囲碁

昔は、打ち盛りというか、円熟期は40~50くらい、と見られる例は多かったように思います。

坂田栄男が始めて本因坊になったのは41歳。そこから碁界を制覇し、50歳頃になると林海峰に全てを奪われて後退。

高川秀格は、「棋士50歳限界説」などと論じましたが、自ら50代で名人を取ったこともあります。

23で名人になった林海峰と、それに続いてタイトルを取り合った、石田、加藤、武宮を考えると、打ち盛りは20~40半ばくらいになったかに見え、さらに小林光一、趙治勲で30代全盛になったなか、藤沢秀行は「50を越えて自分は強くなった」と、53歳から棋聖6連覇。



うち盛りなど、随分と幅の広いものだと思っていると、決定的な出来事がおきます。

国際棋戦の誕生と、持ち時間短縮化の世界的な傾向。



すると、囲碁の考え方自体が、知識の蓄積と記憶力が序盤を支配する傾向が強くなり、時間短縮による勘と判断力が勝負を左右する面が出てきました。



なので、若くて柔らかい頭が有利、勝ちやすいという環境に、今はなってきてしまっているのだと思います。

それを『うち盛り』というのなら、そうなのでしょう。

すると、20代から30半ばまで、それを過ぎると、そういう力が衰えてくるのは、事実が証明しているように思います。





将棋も同様、序盤研究の成果が、将棋と言う競技を記憶力のゲームの部分に比重がかかるように変えてしまって、若い頭に有利になってしまっているように思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿