2012年5月2日水曜日

ふと気になったのですが

ふと気になったのですが

プロ野球やJリーグは観客がお金を落として、それが収入源になるわけですよね?



将棋や囲碁、麻雀の世界は誰がお金を落としてるんでしょう?



スポンサーが善意で給与や賞金を払っているんでしょうか?







将棋の場合で説明させて頂きます。(囲碁界の事は存じ上げておりません) また、あくまでも『給料』に該当する部分に限定して説明させて頂きます。(棋士としての収入全般までは説明を割愛させて頂きます)

上記ご容赦下さい。



基本的な棋士の収入は各棋戦の冠スポンサー(大半が新聞社ですが、富士通の様な一般企業も棋戦を持っております)から支払われており「対局料」として棋士に支払われます。

その中で名人戦(今年は、朝日、毎日協賛)がありますが、この予選であり棋士のランキングの基本となっている『順位戦』と呼ばれるリーグシステムがあります。システムの説明はここでは割愛させて頂きますが(ご興味あったら別途ご質問下さい)、この順位戦の対局料が給料という形で棋士に支給されます。(当年度対局分のトータル対局料を12分割して支給されます)

つまり、名人戦システムの対局料がそのまま給料という形になっているのです。

また、棋士個別の対局料は、所属クラスと段位で細分化体系付けがされているそうです。



将棋界には『フリークラス』という、C級2組から降級した棋士、及び 自己申告で転出された棋士等が所属するクラスがありますが、ここに所属する棋士は順位戦には参加していない(出来ない)ので 名人戦システム上の対局料が付かず、結果、給料は支給されていない事になります。つまり『固定収入』がない状態であり、他の一般棋戦での対局料しか支払われません。








スポンサーになる目的には宣伝効果も含まれていますから、単なる善意という訳ではないと思いますよ。

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